現在の日本は超高齢化社会となり、老後の生活が長くなることが予想されている。
生活していくのであれば、お金が必要になってくるが、老後の生活費の平均はどれくらいなのだろう。
ある資料によると、2021年時点で、老後の生活費の平均は単身世帯で約15万円、また夫婦世帯で約26万円となっている。
平均寿命が延び続けているので、65歳から年金を受け取るとすると後30年分くらいの生活費が必要となるのだ。
老後の生活費の平均は先ほどの数字であるが、実際にはライフスタイルによって変わってくる。
一人暮らしか夫婦での生活かによっても違いがあるし、二世帯や三世帯で暮らしていると生活費の負担はもっと少なくなるだろう。
そして、住居が持ち家か賃貸でも変わってくる。
持ち家だと住居費はそれほどかからないが、賃貸だと負担が増える。
ただし、65歳を過ぎても住宅ローンを返済していたり、高齢者住宅に住んでいて子どもが家賃を援助してくれているなど状態によっても異なる。
また、健康状態でも生活費は変わってくる。
健康で自分で何でもできるのであれば医療費や介護費用はほとんどかからないが、入院したり介護施設に入居したりするとそれなりの費用が必要となってくるのだ。
老後の生活のためのお金の準備は早い段階から始めておく必要がある。
1年、2年で準備できるものではないので、できるだけ早くから始めた方が有利になることは間違いない。
老後のお金はいくらあると安心なのかというのは、それぞれのライフスタイルによって変わってくるので一概には言えないが、だいたい老後の生活費だけで約3000万円は必要だとされている。